日本酒用語の基礎知識
▼「原酒」「純米酒」「大吟醸」の違いって・・・?
「原酒」とは、清酒として搾った後、加水をせずアルコール度数を落とさず瓶詰めしたものです。一般的な日本酒はアルコール度数が14度~15度
であるのに対し、「豊盛 原酒」はアルコール度数を19度で瓶詰めしています。
「純米酒」とは、米・米麹・水だけで造られる酒です。醸造用アルコールや糖類を一切含まず、米本来の芳醇な香りとコクのある味わいが特徴です。
「大吟醸」とは、米、米麹、水と醸造用アルコールを原料とし、精米歩合50%以下まで磨き上げた米を使用して吟醸造りと呼ばれる製法で造られています。吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りが特徴ですっきりとした味わいが楽しめます。
▼「にごり酒」って・・・?
米をアルコール発酵させた醪(もろみ)を酒袋に入れて搾る際、あえて目の粗い袋を使うことで酒中の澱(おり)を残します。この酒中に沈む澱によって、白濁した色のにごり酒が出来上がります。
甘い香りとまろやかな口当たりで、女性にも人気のお酒です。
▼「精米歩合」とは・・・?
精米歩合とは、玄米が白米になる割合のことをいいます。精米歩合60%というときは玄米の表層部を40%削りとることを言います。米の表層部や胚芽には、たんぱく質や脂肪、ビタミンなどが多く含まれ、これらの成分は、清酒に製造には必要な成分ですが、多すぎると清酒の香りや味を悪くしますので米を清酒に原料として使うときは精米によってこれらの成分をなくした白米が使用されます。主に精米歩合75%以下の白米が多く使用されています。
▼「日本酒度」とは・・・?
日本酒の「甘口」「辛口」を判断する目安となるものです。
プラスとマイナスで示され、一般的にマイナスになればなるほど甘口、プラスになればなるほど辛口とされています。
例えば「豊盛 にごり酒」の日本酒度はマイナス10となりますので甘味のある味わいになり、また「豊盛 純米酒」はプラス10となりますので辛口の味わいになります。
▼「酸度」とは・・・?
酸はお酒にキレやコクを生み出してくれるもので、決して「すっぱい」という意味合いではありません。
「酸度」は「日本酒度」と併せて、日本酒の味わいを見極める重要な数値になります。
▼「醸造アルコール」とは・・・?
醸造アルコールとはでんぷん質(トウモロコシや米等)又は含糖質物(サトウキビ等)を原料として発酵させて蒸留した
アルコールのことです。醸造アルコールを添加することで日本酒の味わいにキレが出てすっきりとした飲み口になり香りも華やかな日本酒に仕上がります。